水道料金の値上げ!節水型設備へのリフォームも有効

2025年3月10日 |  コラム

横浜市港南区の三共住販株式会社です。

2025年3月2日のヤフーニュースに、日テレNEWSの関東37自治体で水道料金値上げ “40%増の街”も困惑の声…”老朽化”水道管の補修現場は今『every.気になる!』が取り上げられていました。

■Yahoo!ニュースはこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4a46d4b67adeb62bbe4171baa09be0f92c94d2c

■日テレNEWSはこちら
https://news.ntv.co.jp/category/society/603a699579024b379e2ed3861421d7f8

水道料金値上げの主な理由は、

  • 水需要の減少による減収
  • 上下水道管の老朽化による更新費用

となっています。

過去に死に水について説明した記事の中で、家庭の蛇口で水が出るまでの仕組みを解説しているので、「水漏れ修理の落とし穴!知らないと危険な「死に水」とは?」を参考に読んでみてください。

上記の記事は水道しか触れていませんが、下水も配水管と同じように下水道管が地中に張り巡らされています。下水道管は汚水と雨水があり汚水管と雨水管と言い、汚水は下水処理場で浄化されてキレイになって川や海に戻されます。

上下水道ともに、様々な設備があることで、私たちは衛生的な生活を当たり前のものとして送れているのです。

こうした上下水道管などの設備は高度経済成長期の1960~70年代に急速に普及し、布設されてから50年以上が経過して、多くが更新時期を迎えています。なお、法定耐用年数は、水道管が40年、下水道管が50年です。

水道管が老朽化すると、水道管が破裂して水が噴き出して道路が冠水したり、道路が陥没したり、周辺住宅に被害が及んだりします。

下水道管が老朽化すると、腐食や破損して周辺の土砂が流入し、地中に空洞ができて道路が陥没したり、漏水して衛生上の問題が発生したりします。

最近だと埼玉県八潮市で起きた道路陥没事故が大きなニュースになっていますが、それ以外にもつい最近以下のニュースもありました。

■2025年2月24日に埼玉県所沢市で起きた水道管破裂のニュースhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4783a16276e62a0aab00531586b8af0dab631d64

■2025年2月11日に千葉県大網白里市で起きた道路陥没のニュース
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20250211/1000114117.html

こうした事故が起きないようにするには、老朽化した上下水道管の更新が必要ですが、各市町村で水需要の減少による減収で更新費用の予算確保が進まないため、料金の値上げをせざるを得ないということのようです。

当社がある横浜市は2021年7月1日から、平均12%の値上げがありました。隣接する川崎市は値上げの検討を始めることを公表しています。神奈川県のその他地域は、県営の相模原市、平塚市、鎌倉市、藤沢市、小田原市、茅ヶ崎市、逗子市、厚木市、大和市、伊勢原市、海老名市、綾瀬市、葉山町、寒川町、大磯町、二宮町、箱根町、愛川町(一部地域を除く)は2024年10月から3年かけて段階的に水道料金を値上げしている最中です。

食料品など生活必需品の物価上昇が続く中で、生活インフラの電気・ガス代や水道料金も値上げになるのはキツイですよね。そこで、水道料金を少しでも抑えるため、工夫して節水に取り組む方も多いと思います。

日々の節水の工夫以外に、住宅設備を交換するタイミングに、節水効果があるものにリフォームするのも有効な手段です。たとえば、次のようなものがあります。

  • 節水型トイレ:従来のトイレと比べて1回に流れる水の量が半分以下のトイレがあります。
  • 浴槽:フラットなタイプではなく半身浴できるベンチタイプだと、1回で約35リットル節水できるような浴槽があります。
  • シャワーヘッド:吐水量を減らして浴び心地は普通のシャワーと変わらない節水シャワーヘッドがあります。

それぞれ節水には効果を発揮しますが、メリットがあればデメリットもあるので、業者にきちんと確認してくださいね。

水まわりのお困りごとがあれば、お気軽にご相談ください。ご相談は無料です。

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