2025年9月4日 | コラム
横浜市港南区の三共住販株式会社です。
9/2(火)にNHKのクローズアップ現代で「水漏れ・詰まりで高額請求!?“レスキュー商法”トラブル増加」が放送されました。
放送内容は、こちらのWEB特集の方で確認できます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250902/k10014910391000.html
おそらく内容的には多くの人が何度も耳にしたことがあり、またこの手の悪徳商法の話か…と思ったかもしれません。しかし、NHKが特集を組んで放送するということは、これだけ世の中に悪徳商法として知れ渡っていても、依然として横行しているということです。
当社のブログでも、度々、悪質な修理やリフォームをする業者に対する注意喚起をしていますが、水漏れ・詰まり修理について、再度注意喚起をしたいと思います。
今回はNHKの放送内容を補足する形でお伝えしていきます。
放送では、水漏れが起きてスマホで「地域名 トイレ 水漏れ 修理」のようなキーワードで検索、一番上に表示されている安値を謳う広告に惹かれて、複数業者を比較せずに依頼した結果、高額な費用を請求されたという事例が紹介されていました。
結論から言うと、ネット広告経由だから危険ということはありません。ただし、広告はあくまで広告なので、広告だと分かった上でクリックすることが大切です。
スマホでネット検索をすると、一番上に最大4個広告が表示されます。どれが広告か分からない方もいるかもしれませんが、スポンサーと表示されているものが広告です。
この4個の中でも上位に広告を表示できた方が、より多くの人に広告をクリックしてもらえるため、広告主である業者は上位に表示するために多額の広告費を投資します。そして、広告なので感情に訴える文言を伝えてクリックを誘発します。
特に、「基本料金○○○円~」や「地域最安値に挑戦!」のような安さをアピールする文言は、人間心理として無視しずらいです。
水漏れをしていると、どうしても気持ちが焦ります。早く直さないとマズいと。
気持ちが焦っていると、とにかく早く対応してもらいたいと思います。しかも、安く修理してくれる業者があるなら、お願いしたいと思ってしまうのは無理もありません。
しかし、さすがに安すぎる場合は、冷静に判断する必要があります。
たとえば、基本料金980円~とか1,480円~と書いてあった場合、総額が最低980円や1,480円になるとは、依頼する人も実際には考えていないはずです。
仮に近くの業者で、片道15分で来れて修理が30分だと合計1時間。1時間で980円や1,480円の売上にしかならなかったら、人件費だけで赤字になります。人件費以外にも、ガソリン代や車両・工具等の減価償却費だったり、部品交換が必要なら部品代がかかったり、色々な費用がかかります。そして、ネット広告などの広告宣伝費用もかかってきます。
企業が存続していくための利益を考えると、どう考えても1,000円や2,000円で水漏れや詰まりの修理をすることはできません。何か裏があるんじゃないか?と疑ってしかるべきです。
相場観が分かっていれば悪徳業者に騙されにくいですが、多くの人は水漏れや詰まり修理の相場観は知らないはずです。であれば、いくら気持ち的に焦っている状況であっても、複数業者に見積り依頼をすることが基本になります。
やはり1社だけに見積り依頼するのはリスクです。複数業者に見積り依頼をすることで、相場観や極端に安い業者、極端に高い業者が分かります。そうすることで、悪徳業者に依頼するリスクを極力低くすることができます。
水漏れしているときは、複数業者に見積り依頼している余裕はないと思う方もいるかもしれません。しかし、良心的な業者であれば、被害が拡大しないように「止水栓を閉めて水を止める」、「タンクの下にバケツを置く」などの応急対応のアドバイスを見積もり段階でもしてくれますので、心配しなくて大丈夫です。
落ち着いて考えれば、基本料金と書いてあるので、「基本料金以外に何がかかるのかな?」「~表記になっているけど、自分の場合は実際いくらになるのかな?高額になることはないかな?」と気になるはずです。
ネット広告経由の格安業者に限った話ではなく、業者に問い合わせる場合は、水漏れ修理一式のような曖昧な見積りではなく、内訳を明示した見積りをもらうように依頼しましょう。たとえば、作業内容ごとの作業費、部品代・材料費、諸経費(廃材処分費など)、出張費の有無、割増料金の有無を明示してもらうと良いです。
内訳を明示するように伝えるだけでも、悪徳業者からの不当な請求を防ぎやすくなります。
見積書が一見問題無さそうでも、悪徳業者がよく行う仕掛けとして、契約書(発注書)の下に小さい文字で不利な条件含ませるというものがあるので注意が必要です。
たとえば、「作業中に追加作業が必要になった場合は、当社の判断で実施することがあります」、「緊急対応のため金額が変動する場合があります」などの同意欄にチェックを求めてきます。
特に、追加作業には注意が必要です。安易に同意すると、本来不要な作業を実施され、高額請求に繋がってしまいます。追加作業をするときは必ず事前に説明をしてもらい、作業をする前に承認が必要とすることが重要です。
納得できない条件や疑問・不安がある条件があれば、はっきり拒否をする、場合によっては契約書の該当部分を修正・削除してもらうようにしましょう。
業者が何かと理由を付けて必須と強い姿勢で行ってくる場合は危険なサインです。契約を避けた方が良いです。
修理作業をしているところを見るのは、「見られている人は嫌だろうな・・・」とか、何の作業をしているのか質問するのは、「作業の邪魔になるんじゃないかな・・・」と思うかもしれません。
確かに、作業を監視しているような感じになるのは気が引けると思います。しかし、まっとうな業者であれば、「なにが原因で水漏れや詰まりが起きているのか」、「そのために、今からどんな作業をするのか」説明してから作業をすることを嫌がることはありません。むしろ後からトラブルにならないようにしっかり説明をしてくれます。
依頼する側のスタンスとしても、監視するのではなく、「説明を聞きたいので近くで見せてください」という感じであれば、伝えやすいと思います。業者も後ろめたいことがなければ問題ないはずです。ただ、狭い場所や暗い場所で工具を使って作業するときは、作業の邪魔にならない配慮はしましょう。
「じゃあ、後はよろしくお願いします。終わったら声かけてください。」といった感じで、作業を完全にお任せにせず、作業を見守るという姿勢だけでも、不正請求や不要な追加工事を防ぐ抑止力になります。
放送の中でも紹介されていましたが、各地で修理業者を相手にした集団訴訟が起きているそうです。作業員や経営者が非を認めてくれれば良いですが、そうではないケースもあり、簡単に返金してもらうことはできません。
修理が終わった後だと、「不要な修理だったのではないか?」といくら言っても、不要であることを証明するのは極めて困難だからです。修理をしたと言っていたのに、まったく修理をした痕跡が無い、修理自体がウソだった場合はウソを追求できますが、必要性は修理前の状態が分からない以上、追求が難しいのです。
そのため、やはり最大のリスク回避策は、「悪質な業者に依頼しないこと」。これに尽きます。
早く修理しないといけないという焦りの気持ち。
安さにひかれる気持ち。
状況的に、こうした気持ちをもってしまいやすいですが、ご紹介したNHKクローズアップ現代の内容やこちらの記事を参考にして、悪質業者に依頼をしてトラブルに巻き込まれないよう、注意をしていただきたいと思います。
当社は内訳を明示した見積りの提示、作業内容のお客様への実施、追加作業はお客様に内容・料金をご了承いただいてから実施など、お客様が不安に感じないようにしっかり対応しています。水漏れや詰まりでお困りの方は、お問い合わせください。