2026年7月15日 | リフォーム事例
横浜市港南区の三共住販株式会社です。
今回は、旭区の管理会社様よりご依頼いただきました、越境していたアパートの屋根の軒先を切り詰め、破風や雨樋を復旧した工事の事例をご紹介します。
今回ご依頼をいただいたアパートは、屋根の軒先部分が隣接する建物のうち、奥側の建物に対して越境している状態でした(ざっくりですが、以下写真の黄色部分が境界、赤色部分より左側が越境している状態)。

越境は時として隣地所有者からのクレームにつながり、トラブルのもとになることがあります。しかし、今回のケースでは屋根の越境については隣家との間で、「どちらかの建物を建て替え」、または「解体する」などの場合に越境を解消するという取り決めがなされていたそうです。
隣家の建て替えが決まったため、以前からの取り決めに基づき、越境している屋根を切り詰めることになりました。
屋根の越境部分を切断するだけでは、軒先の断面が露出し、破風や雨樋も元の状態では使用できなくなります。
今回は足場を設置したうえで越境部分を解体し、軒先の下地、破風、塗装、雨樋まで順番に復旧しました。
まず、安全に作業できるよう、建物の周りに足場を設置しました。
その後、隣地側へ越境していた屋根の範囲を確認し、軒先部分を切断・解体しました。
軒先を切り詰めた後も屋根として納まりよく復旧できるよう、切断後の仕上がりを考慮しながら作業を進めています。

屋根の軒先を切断すると、切断面の下地部分が露出します。
そこで、切断した断面に新たな下地を入れ、破風を取り付けられる状態に整えました。
破風は屋根の先端部分を覆い、軒先の下地を風雨から保護するとともに、雨樋を固定するためにも必要な部分です。切り詰め後の屋根の形状に合わせて、破風を復旧しました。


破風を復旧した後、雨樋を取り付けるためのアングルを設置しました。
屋根を切り詰めると軒先の位置が変わるため、雨樋も新しい屋根の先端に合わせて取り付け直す必要があります。
雨水を適切に受けられる位置を確認しながら、雨樋を固定するための部材を取り付けました。


軒先の復旧後、軒裏、屋根、破風の塗装を行いました。
切断や下地工事を行った部分を塗装することで、外部に露出する部材を保護するとともに、既存部分との見た目の違いが目立ちにくいように仕上げています。
屋根を切り詰めた箇所だけでなく、周辺部分とのつながりも確認しながら塗装しました。


塗装後、設置したアングルに雨樋を取り付けました。
雨樋が屋根から流れる雨水を受けられる位置に納まっていることや、各部材の取り付け状態を確認したうえで、足場を撤去しました。
これで、越境部分の解体から軒先、破風、塗装、雨樋の復旧まで完了です。
最後に、隣家の方にも越境が無くなったことをご確認いただきました。


隣地側へ越境していた屋根の軒先を切り詰め、屋根の越境を解消しました。
切断箇所についても、下地、破風、軒裏、塗装、雨樋まで復旧し、切り詰め後の屋根の形状に合わせて仕上げています。
以前からの取り決めに従って、隣家の建て替え前に越境を解消し、予定していた工事を完了することができました。

今回は越境している部分が屋根でしたが、屋根や庇だけでなく、ブロック塀やフェンス、樹木の枝や根、地中の上下水道管やガス管など、越境物にも様々なものがあります。
また、今回は事前に話し合いにより越境を解消する条件を双方合意のもと取り決めしていましたが、建て替えや土地の売却などをきっかけに、突然、越境が問題となって解消が必要になることもあります。
越境の解消が必要になった場合は、越境箇所や周辺の状況に応じて必要な工事を検討しますので、越境でのお困りごとがありましたらお気軽にお問い合わせください。
屋根の切り詰めでは、越境部分の解体に加えて、切断後の軒先や破風、雨樋などの復旧が必要です。屋根の形状や越境している範囲を確認したうえで、必要な工事をご案内します。
管理会社様からのご相談は、 管理会社様向けページをご覧ください。