2025年6月22日 | リフォーム事例
横浜市南区の管理会社様より、賃貸アパートのドアの建付けが悪く閉まり切らないので困っているとのご連絡を頂き、見に行ってきました。
入居者様と打ち合わせをして現地に伺ってみると、玄関とリビングを繋ぐドアが閉まり切らない状態でした。ドアの蝶番を固定するビスが緩んでいたり、建付け不良かと予想していましたが、原因は床のCF(クッションフロア)の見切り材がドアに干渉していて、ドアが締め切らない状態になっていました。
写真赤い矢印側(リビング側)のCFが2重貼りになっていて、黄色矢印側(玄関側)はCFは1枚張りの状態でしたので、段差が出来るのと見切り材を入れないと剥がれてしまうので、見切り材で見切っていたと思われます。
しかし、見切り材が設置している側にドアが乗っかる側にあるので、ドアと干渉して締まりが悪くなっている状態でした。また設置した当初はドアに当たらずに使えてたのかと思われます。年数が経って接着剤が膨らんだりなどでドアと干渉するようになったのかと予想できます。
ドアの蝶番など調整をする前に、CFの見切り材をドアの乗っかる反対側に移設する必要があります。
リビング側2重張りのCFをドアの乗っかる反対側でカットして、ドアと干渉しない反対側で見切り材を取り付けます。そうすることで、接着剤が膨らんだりして見切り材が少し位置が上がってもドアと干渉しない側にあるのでドアの締まりに影響することがありません。
写真の赤いラインがドアが乗っかる位置で、修繕前にCFの見切り材が付けられていた場所です。
人と同じで、ドアの建付けや建物にも年数経過で様々の不具合が出てきますので、メンテナンスだったり違和感に気づくことが大切な事かと思います。何でもかんでも壊して新しくすることも一つの選択肢ですが、今あるものを修理して、丁寧に使い続けることも一つの選択肢だと思います。そんな判断をオーナー様、管理会社様とご相談して良い仕上がりに出来る事が、納得のいく工事だったり、リフォームになる事と思います。
お困りのことがあればお気軽にお問い合わせください。