ボールタップ不具合で漏水したトイレ交換工事

2025年12月12日 |  水まわり工事事例

横浜市港南区の三共住販株式会社です。

横浜市西区の管会社様よりご依頼いただいた、賃貸アパートのトイレ交換工事の事例をご紹介します。

賃貸アパートの漏水箇所の調査

管会社様より賃貸アパートの一室について、水道局から漏水の案内が届いたとのご連絡をいただき、現地調査を行いました。

対象のお部屋の水道メーターを確認したところ、入居者様が不在の状態でもメーターが回っており、どこかで水が流れ続けている状況でした。入居者様が在宅の日で調整し、後日、室内を確認したところ室内に漏水の跡はありませんでした。

お話を伺ってみた結果、トイレタンクの水が止まらず流れ続けている状態であることが分かりました。そこで止水栓を閉めてみるとメーターが止まったため、漏水箇所はトイレであると判断できました。

漏水しているトイレタンクの調査

漏水箇所を特定できたため、トイレタンクの中を調査しました。

その結果、ボールタップが正常に作動せず、水が溜まっても給水が止まらない状態になっていました。ボールタップは、タンク内の水位に応じて給水を止める重要な部品です。この部品に不具合が出ると、便器内へ水が流れ続け、水道メーターが回り続ける原因になります。

不具合が起きたボールタップ
不具合が起きたボールタップ(赤枠)

修理ではなくトイレ交換を提案した理由

今回のケースでは、ボールタップの修理だけで完了する可能性もありましたが、メーカーに確認した結果、メーカー側での直接対応が必要とのことでした。また、実際にはボールタップ以外にも、修理に関連するパッキンなどの交換が必要となり、さらに設備自体の年式も古くなっていました。

そのため、一部の部品を修理して使い続けるよりも、トイレ本体を交換して主要部品をまとめて新しくした方が、今後の漏水リスクや劣化不安を抑えやすいと判断し、交換をご提案しました。

トイレ交換工事の内容

今回の既設トイレは、ウォッシュレット一体型タンクのタイプでした。

このため交換工事では、便器だけを入れ替えるのではなく、便器・タンク・ウォシュレットを含めて交換することになりました。

1.既設トイレの取り外し

給水管やウォッシュレットの給水接続、電源、タンク、便座の順に取り外していきます。
タンク内や便器内には多少の水が残っていることがほとんどのため、水をこぼさないよう注意しながら作業を進めます。

2.給水まわりの確認

トイレの交換工事では、本体の取り外しだけでなく、建物側の給水管や接続部の状態も確認が必要です。接続部の扱いを誤ると水漏れの原因になることもあるため、細心の注意を払いながら作業を行いました。

3.新しいトイレの設置

新しく設置するトイレは、タンクとウォシュレットがそれぞれ独立したタイプでした。
そのため、まず便器、その後にタンクを取り付け、最後にウォシュレットを設置しました。

トイレ交換工事前/後

交換前トイレ
交換前
交換後トイレ
交換後

トイレの不具合対応の判断

トイレの不具合は、部品交換だけで改善できる場合もありますが、設備の年式や部品供給状況、他部品の劣化状況によっては、本体交換の方が適していることもあります。

特に、一箇所直しても他の部品が同じ年数だけ使われていれば、別の不具合が続いて起きる可能性があります。また、部品によってはメーカーしか修理できないものや簡単に修理できるものなど、対応内容も千差万別です。

大切なのは、今回のように漏水原因が特定できても、設備全体の状態まで見たうえで修理か交換かを判断することです。

トイレ交換工事をおえて

漏水が起きた場合、室内に目立った漏水の跡がなくても、トイレタンク内など見えにくい場所で水が流れ続けていることがあります。今回も、水道局からの通知がきっかけで、現地でメーター確認と室内調査を行い、原因特定につながりました。

漏水は放置すると水道料金が高くなることがあります。なお、横浜市内では、一定の条件を満たして修繕後に申請した場合、水道料金等の一部が減額されることがあります。詳しくは横浜市の案内ページをご確認ください。

なお、漏水は設備の不具合拡大にもつながるため、気になる症状がある場合は早めの点検が重要です。

トイレの水漏れでお困りの方へ

水が止まらない、便器内に水が流れ続けている、漏水確認の案内が届いたなど、トイレの不具合は原因によって対応が異なります。
トイレの水漏れ修理や交換については、こちらのページでもご案内しています。

管理会社様からのご相談は、 管理会社様向けページもご覧ください。

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