2025年1月21日 | 水まわり工事事例
横浜市港南区の三共住販株式会社です。
今回は、横浜市瀬谷区の管理会社様からご依頼いただいた、賃貸アパート退去後のバランス釜と浴槽の交換事例をご紹介します。
管理会社様によると、アパート退去後のクリーニングをおこなったものの、「浴槽の汚れが落ち切らない」、あわせて「バランス釜も故障している」ということで、浴槽とバランス釜を交換したいというご依頼でした。
また、ご要望としては浴槽を綺麗にしたいというのが一番で、コスト次第では広い浴槽に交換を検討したいというものでした。
なお、浴槽の汚れは、「水垢や石鹸カスといったアルカリ性の汚れ」と「皮脂やカビといった酸性の汚れ」の2種類があります。ハウスクリーニングの業者に依頼して、それぞれの特性にあった洗剤や専用の洗剤で掃除をしてもらうことで、頑固な汚れであってもたいていの場合、綺麗になります。
しかし、経年劣化で素材内部に汚れが浸透した場合など、掃除をしても汚れが落ち切らないことがあります。
管理会社様のご要望をもとに、次の3つのプランをご提案させていただきました。
プラン1:バランス釜から屋外壁掛型給湯器に交換する
プラン2:バランス釜からホールインワン給湯器に交換する
プラン3:バランス釜のまま後継機種に交換する
バランス釜から屋外壁掛型給湯器に交換する場合、バランス釜の開口部を利用して、壁中のガス管を屋外の設置場所まで延長する必要があります。都市ガスを使用している場合は、都市ガス会社(今回であれば東京ガス)しかガス管の工事ができません。
しかし、今回の賃貸アパートはプロパンガスを使用していたため、当社でもガス管の工事ができるということで、屋外壁掛型給湯器に交換するプランも提案しました。
プラン1と2の場合、
といったメリットがあります。
上記のとおり3つのプランをご提案しましたが、建物の築年数が古いのと現状の賃料を踏まえて、各プランにかかる交換費用を検討した結果、プラン3の浴槽を新しいものに交換、バランス釜は後継機種に交換することになりました。
まず既設のバランス釜、配管などを撤去します。つづいて既設の浴槽を撤去します。
撤去が完了したら新しい浴槽(浴槽はバランス釜用の専用の穴が2つ開いているもの)を設置します。新しいバランス釜を設置し、浴槽と配管を接続します。
素取り換えということもあり、工事そのものは問題なくスムーズに実施することができました。
今回の注意点としては、浴槽の交換もあったため、浴槽が問題なく搬入できるように浴室のドア開口や搬入経路など、事前にしっかり寸法を確認することでした。
プラン1または2にすることで、さまざまなメリットがあり、賃貸物件としての価値も上がります。しかし、賃貸の借り手の方が重視していることが何かによって、対応は変わってきます。
物件の価値が向上するので、交換コストを踏まえて賃料を上げても借り手がすぐに見つかるのであれば、退去時に住宅設備を新しく機能性の高いものなどに交換すれば良いと思います。でも、借り手が設備の機能面よりも賃料を重視する場合も当然あります。そういう場合、ただ新しく機能性に優れたものに交換すれば良いということにはなりません。
選択肢としてご提案をしつつも、お客様に物件の特性を踏まえて最適なご判断をいただけるように、ただ一方的なご提案とならないことを心がけています。
管理会社様から個人のお客様まで、幅広く工事のご相談に対応しております。
ご相談は無料ですので、水まわりでお困りごとがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
・賃貸アパートのバランス釜交換(ちょろちょろしかお湯が出ない)工事
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