給湯器の配管カバーがない!?業者選びは重要

2025年2月14日 |  水まわり工事事例

横浜市港南区の三共住販株式会社です。

今回は当社が行った工事の事例ではなく、ちょっと変わった事例をご紹介します。

当社の建売住宅をご購入いただいたお客様に、10年ほど経つと劣化が出始める外壁や屋根、水まわり設備の状態など、お住まいの状態を伺いに顔を出したときの話です。

ふと、配管にプラダンでカバーが取り付けられた給湯器が目に入りました。

そこで、お客様になぜプラダンのカバーなのか事の顛末を伺い、その結果、当社で配管カバーを取り付けたという事例になります。

給湯器交換での業者の対応

お客様が何年か前にご自身で業者を探して給湯器交換をされたのですが、交換工事の当日に業者から、

・配管カバーは手配していないこと
・配管カバーを取り付けるなら追加料金がかかること
・取り付けるにしても当日の手配はできないこと

を伝えられたそうです。

配管カバーの設置は、給湯器交換の基本料金に含まれる場合とオプション扱いになる場合があり、業者によって異なります。

多くのお客様は専門知識があるわけではなく、配管カバーのことを知らない人もいますので、給湯器交換工事に含まれる内容を見積りのときに説明する必要があります。

既設の給湯器の配管カバーをそのまま使える場合もありますが、お客様には分からないですし、使えるものだと思い込んでいることだってあります。

そのため業者の立場とすると、きちんとお客様に工事内容を説明し、必要な確認をしなければなりません。工事当日にこのようなやり取りがあったということは、きちんと説明と確認がなされなかったのだと思われます。

お客様がプラダンを自作して取り付け

給湯器交換の工事が終わり、後日、配管カバーの取り付けをやはりお願いしたいと業者に連絡をしたところ、まったく電話が繋がらなかったそうです。詳しい状況は分かりませんが、電話が繋がらないというのは、かなり悪質です。

そこでやむを得ず、お客様がプラダン(プラスチック段ボール)で自作のカバーを作られたそうです。

配管カバーを取り付ける目的

お客様宅の給湯器は、屋外壁掛けタイプの給湯器でしたので、給湯器の下から配管が出ています。そのため、配管カバーは給湯器の下に取り付けることになりますが、先ほど書いたとおり配管カバーは業者によってはオプション扱いになり、取り付けない人もいます。

ではなぜ配管カバーを取り付けるかというと、主に、美観の向上と劣化の防止です。

美観の向上

屋外にむき出しの配管があると、正直、見た目が良くないです。人目に付かない場所に設置しているのであれば見た目を気にする必要はないかもしれませんが、お客様のお宅は道路に面していて人通りもある、通行人の目に触れる場所に設置されていましたので、やはり見た目が良いに越したことはありません。

配管カバーを取り付けることで、スッキリした見た目になり、美観が向上します。

劣化の防止

給湯器の配管は、雨や紫外線などの外的な要因によって劣化して、裂けたり、穴が開いたりすることがあります。また、保温効率を高めるために配管に巻いている保温材も雨や紫外線などによって劣化します。

配管カバーを取り付けることで、配管と保温材の劣化を防ぎます。

なお、自作のプラダンカバーと取り付けることで、雨や紫外線などからある程度防げますが、配管カバーのような耐久性はありません。そのため一時的な対策としては一定の効果はありますが、長期的に使用するのは好ましくありません

当社の対応と工事で大切にしていること

当社とのご縁でもあり、在庫で保有している分があったため、ある意味、感情的な部分で後日配管カバーの取り付けをしました。

給湯器の交換など水まわりの工事では、格安業者によるお客様視点が欠けた対応がしばしば問題になります。

ネット格安業者に依頼したら、「見積りの額にいろいろと追加費用がかかって高額な請求をされた」といったニュースを見たことがあると思います。今回はそこまでではないにせよ、お客様視点をもって見積りで確認していれば起きなかったことです。

見積り時の確認や説明はもちろんのこと、万が一工事でなにか問題が起きた場合の対応が大切です。今回は後日配管カバーの取り付けを依頼しようと連絡しても繋がらないということでしたが、連絡が繋がらないのは問題外です。

もし工事で不具合があったときだったら困ってしまいます。お客様が不安な気持ちにならないよう、迅速で丁寧な対応を当社は大切にしています。

また、格安業者や専門業者(今回なら給湯器専門業者)だと、付帯する工事があるときに、これは出来ないとかあれは○○屋さんにお願いしないといけないといったことになりがちです。

工事をする会社が何社にもなると工事の日程調整や管理も手間ですし、なにかあったときに責任が不明確になったり、お客様にとって不安要素でしかないと思います。

当社は水まわり工事以外にリフォーム業もやっていることで、付帯工事を含めて自社で対応することでお客様の手間を減らし、安心してご依頼いただけることを大切にしています

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