2025年2月28日 | リフォーム事例
横浜市港南区の三共住販株式会社です。
今回は「見積金額だけでなく、見積内容をしっかり確認しないと損するかもしれない。」という事例を紹介します。
15年前に設置した床暖房用の熱源機が壊れたので、交換の見積もりをして欲しいという依頼をいただきました。お客様からは相見積もりで他社からも見積りを取る予定だと言われました。
熱源機に限ったことではありませんが、相見積もりを取ることで相場価格が把握でき、不当に高かったり安すぎる業者を避けることができます。そのため、既に付き合いがあって信頼している業者に依頼する場合を除いては、相見積もりを取ることを当社としても推奨しています。
お見積りを提示後、しばらくしてお客様からお断りのご連絡がありました。
相見積もり先が誰もが知っている大手の会社で、見積価格は当社の方が多少安いけど、大手の安心感があるのでそちらに依頼しようと思っているとのことでした。
たしかに、「名前が通っていて有名な大手の方が安心」と思う気持ちは分かります。
しかし、当社としても見積内容と価格に自信があったため、お客様がよろしければ相見積もり先の見積書を見せていただけないかお願いしました。
相見積もりは相場価格を把握すると書きましたが、価格交渉の材料として使う方も多いのではないでしょうか?その場合は、お客様の方から他社様の見積書をお見せいただくことになりますが、今回はこちらからお願いして、お客様のご了承のもと見せていただきました。
見積書を確認すると、見積りに含まれる内容に明らかな違いがありました。それは、、、
リモコンの有無です。
相見積もり先では「リモコンは交換せずそのまま使う」という見積内容になっていたのです。
実際の見積書はこちらです。
大きく、本体と必要部材、工事費を見てください。
床暖房リモコン3台の交換費用42,000円は、当社の見積もりにしかないのが分かると思います。
交換せずにそのまま使うとなると、現在の熱源機を設置したのが15年前ですから、仮に交換した熱源機を10年使ったらリモコンは25年使うことになります。熱源機本体と違って、リモコンは故障せずに25年使えると思いますか?というお話をお客様にさせていただきました。
当社は、熱源機や給湯器の交換時には必ずリモコンもセットで交換しています。お客様から費用を抑えたいとご希望があれば既存のリモコンを使っていただきますが、おススメできません。
なお、相見積もり先の見積書に記載があって当社に記載がないものとして、「ヘッダー接続工事費」があります。こちらは記載はありませんが、当社の見積内容に含まれており、お客様にも説明をさせていただいています。ちなみに、ヘッダーというのは、床暖房の温水を各配管に分配・回収して温水の流量を調整する、床暖房を均等に温めるために必要な装置になります。
お客様にてリモコン交換を含めて再度見積もりを検証していただきました。
その結果、当社の方が断然安いということでご依頼いただくことになりました。
見積書は会社によって記載の細かさや書き方が変わってきます。そのため、こまかく比較するのは専門知識がないと難しいでしょう。
その結果、単純に比較できる見積価格の高い安いで判断してしまいがちです。また今回のように、大手の安心感というのも目には見えませんが、比較しやすい材料になります。
しかし当然ですが、見積価格は見積内容から算出されます。ですから、単純に高い安いではなく、見積内容をしっかり確認して、内容に対する価格を判断することが重要です。そのためには、専門知識がない人でも分かるような、業者の丁寧な説明が前提として必要です。
当社は、お客様がしっかり見積内容をご理解された上で判断でき、後になって後悔することがないよう、丁寧な説明を心がけています。丁寧な説明と長い目で見たときにお客様にとってどうするのが良いのか考えてご提案しお見積りをすることで、大手とは違った安心感をお客様にご提供できればと思っています。
熱源機や給湯器の故障などお困りごとがありましたら、お気軽にお問い合わせください。ご相談は無料です。