アダプターで排気を横向きに変えた給湯器交換工事

2026年2月27日 |  水まわり工事事例

横浜市港南区の三共住販株式会社です。

今回は、横浜市西区の管理会社様よりご依頼いただいた給湯器交換の事例をご紹介します。

給湯器交換のご依頼内容

管理会社様より、管理賃貸物件の給湯器を交換してほしいとのご連絡をいただきました。

賃貸物件の給湯器は、入居者様の生活に直結する設備です。お湯が使えなくなると、入浴や洗い物など日常生活に大きな支障が出るため、交換が必要な場合はできるだけ早く対応することが大切です。

今回の現場では、給湯器本体の交換にあわせて、設置場所まわりの排気状況も確認しながら工事を行いました。

給湯器交換前の状況

既存の給湯器は屋外壁掛けタイプでした。

現地を確認したところ、給湯器の排気口の前方にお隣の建物があり、メーカーが定める基準の離隔距離を満たしていない状況でした。

お隣の建物が給湯器の設置後に建てられた可能性もありますが、現在の設置状況としては、排気口前方の距離が十分とはいえませんでした。また、隣家の外壁には、給湯器の排気が当たっていたと思われる跡も見られました(下記写真の黄色部分)。

給湯器は、単に本体が取り付けられればよいわけではありません。排気口の前方や周囲に十分な距離が確保されているか、排気が建物や隣家に直接当たらないかを確認する必要があります。

そのため、今回は新しい給湯器への交換とあわせて、排気の向きを変更するアダプターを取り付けることにしました。

給湯器交換工事の内容

既存給湯器の取り外し

まず、作業前に給湯器の電源を切り、コンセントを抜きます。

そのうえで、既存給湯器につながっている給水管、給湯管、ガス管を取り外します。ガス管を扱うため、安全確認を行いながら慎重に作業を進めます。

今回の給湯器は壁掛けタイプだったため、本体を固定しているビスを外して既存の給湯器を取り外しました。

新しい給湯器の取り付け

既存給湯器を取り外したあと、新しい給湯器を設置します。

壁掛けタイプの給湯器は、本体をしっかり固定する必要があります。そのため、設置位置を確認し、新しい固定ビスを取り付けたうえで、給湯器本体を設置しました。

給水管・給湯管・ガス管の接続

新しい給湯器を固定したあと、給水管、給湯管、ガス管を接続します。

給水管と給湯管は、水漏れが起きないように接続部を確認しながら施工します。ガス管についても、接続後にガス漏れがないかを確認する必要があります。

給湯器交換では、本体の取り付けだけでなく、配管接続後の確認作業が重要です。

水漏れ・ガス漏れの確認

配管接続後、給水・給湯まわりに水漏れがないかを確認します。また、ガス管についてもガス漏れがないことを確認しました。

給湯器は水道、ガス、電気が関わる設備のため、交換後の確認を丁寧に行うことが大切です。

排気の向きを変えるアダプターの取り付け

今回の工事では、排気の向きを変えるアダプターを取り付けました。

給湯器の排気は高温になるため、排気が外壁や建物の一部に直接当たり続けると、変色や劣化の原因になることがあります。また、メーカーが定める離隔距離を確保できない場合、メンテナンスや保証に影響する可能性もあります。

今回の現場では、隣家の外壁に排気が当たらないよう、排気をそのまま前方へ出すのではなく、横方向へ逃がすためのアダプターを設置しました。

給湯器を交換する際は、本体の年式や能力だけでなく、排気の向きや周囲の建物との距離も確認することが重要です。

給湯器の排気口まわりに必要な離隔距離

給湯器を設置する際は、排気口や本体のまわりに一定の離隔距離を確保する必要があります。

新しく取り付けたRinnaiの給湯器では、以下のとおり離隔距離が定められています。

特に注意が必要なのは、前方の距離です。不燃材の場合でも一定の距離が必要であり、さらにメンテナンススペースとして十分な空間を確保する必要があります。そのため、給湯器の前方に隣家の外壁や障害物が近い場合は、排気方向を変える部材の取り付けを検討することがあります。

排気アダプターは、単なる追加部品ではなく、設置環境に合わせて安全に使用するための重要な部材です。

排気口からの距離

  • 上方は300mm(不燃材でも同様)
  • 前方は600mm
  • (不燃材の場合は300mm以上・・・ただしメンテナンススペースとして600mm以上確保すること。距離を確保されていないとメンテナンスが受けられなくなる)
  • 側方は150mm
  • 下方は150mm

給湯器本体からの距離

  • 上方は150mm以上離す。
  • 前方は150mm以上離す。
  • 後方は10mm以上離す。
  • 側方は150mm以上離す。

排気の向きを変えた給湯器交換工事をおえて

今回は、既存の給湯器を新しい給湯器へ交換するとともに、排気が隣家側へ向かないよう、排気方向を変えるアダプターを取り付けました。

給湯器交換では、本体の交換だけでなく、設置場所や排気の向き、周囲の建物との距離を確認することが大切です。特に、隣家との距離が近い場所では、排気が外壁や窓、建物の一部に影響していないかを確認する必要があります。

給湯器の交換や設置場所に応じた対応でお困りの際は、お気軽にご相談ください。

給湯器の交換や設置状況の見直しをご検討の方へ

給湯器の交換では、本体の年数や不具合だけでなく、排気の向きや周囲との離隔距離など、設置状況の確認も大切です。 給湯器交換を含む水まわり設備の工事については、こちらのページでもご案内しています。

管理会社様からのご相談は、 管理会社様向けページをご覧ください。

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