大雨後に水が残ったピット駐車場の排水ポンプ2台の交換工事

2026年7月14日 |  水まわり工事事例

横浜市港南区の三共住販株式会社です。

今回は港北区の管理会社様からご相談いただいた、管理物件の機械式駐車場ピットの排水ポンプ交換の事例をご紹介します。

ピット駐車場排水不良のご相談

今年の6月は横浜市でも雨が多かったですね。
6月の月間降水量は452mmとなり、6月としては40年ぶりに450mmを超える記録的な雨量になったそうです。

6月の大雨の後に、管理会社様に駐車場をご利用されている入居者様から「ピット駐車場の中の水が排水されず残ってしまっていて心配」と連絡があり、当社にご相談をいただきました。

そこで、ピット内の排水設備の状況を確認するため現地へ伺いました。

ピット駐車場

ピット駐車場の排水ポンプ故障の原因

現地には、メインとサブの2台の排水ポンプが設置されていました。

ピット駐車場に排水ポンプが2台設置されているのは、一方が故障した場合でも、もう一方のポンプで排水を続けるためです。

通常はメインのポンプが故障した場合はサブのポンプで排水し、その間にメインを交換します。サブが故障した場合は、メインで排水を続けながらサブを交換します。

このように故障したポンプを順番に交換できれば、ピット内の排水機能を止めずに対応できます。

しかし、今回現地を確認したときには、メインだけでなくサブのポンプも停止しており、どちらもポンプ本体に電源が入らない状態でした。断定はできないものの、先にメインが故障し、サブだけで稼働していたものの、サブも経年劣化によって停止したと考えられます。

建物側からポンプまでの電源供給には問題がなかったため、電源設備ではなくポンプ本体に不具合が生じていると判断しました。

設置されていたポンプは古く、2台とも経年劣化によって寿命を迎えたと考えられる状態でした。

既設の排水ポンプ

排水ポンプの故障がすぐに発覚しなかった理由

今回はピット駐車場自体が古く、土間にはクラックや割れが見られました。

これまでは、ピット内に入った水が土間のクラックや隙間から自然に排水できていたため、排水ポンプに不具合が生じていても水が長期間残らず、故障が表面化しなかったと考えられます。

しかし今回は雨量が非常に多かったため、土間の隙間から排水できる量だけでは追いつかなかったためピット内に水が残り、排水ポンプの故障が判明しました。

土間の隙間からの排水がなく、排水ポンプがメイン・サブ両方故障している場合は、最悪、車が水没してしまうリスクがあるので注意が必要です。

ピット駐車場の排水ポンプ交換工事

既設排水ポンプ2台の撤去

最初に、故障していたメインとサブの排水ポンプを取り外しました。

2台とも長期間使用されており、経年劣化により錆や腐食が発生している状態だったため、既存ポンプを撤去したうえで新しいポンプへ交換します。

撤去した排水ポンプ

新しい排水ポンプ2台の設置

既設の排水設備に合わせて、新しい排水ポンプを2台設置しました。

メインとサブの2台が正常に稼働する状態に戻すことで、万が一、片方に不具合が生じた場合でも、もう片方で排水を続けられるようになります。

新設した排水ポンプ

電気配線の接続と動作確認

新しい排水ポンプを設置したあと、それぞれのポンプへ電気配線を接続しました。

試運転をしてメインとサブの両方が正常に動作し、ピット内の水を排水できることを確認して工事完了です。

ピット駐車場の排水ポンプ交換工事をおえて

今回は、気づかないうちにメインとサブの両方とも排水ポンプが故障していました。

近年は線状降水帯の発生により、神奈川や東京でも河川が氾濫しそうになったり、下水道管に大量の雨水が流れ込んでマンホールが吹き飛んだりといったことが起きるようになっています。

幸いなことに、駐車している車が水没するような事態にはなりませんでしたが、こうした気象の変化を考えると、排水ポンプが両方とも故障している状態は非常に危険です。

メインとサブの両方が作動しなくても、今回のように土間にクラックや割れがあると、ピット内に水が自然に排水されてしまうことがあります。もし雨のあとにピットに少し水が残っていたり、水がなかなか無くならない場合は、早めに排水ポンプの動作確認をすることが大切です。

そのような場合は、お気軽にお問い合わせください。

ピット駐車場の排水不良やポンプの故障でお困りの方へ

雨のあともピット内に水が残っている、排水ポンプが作動しているか分からないなどの場合は、排水設備に不具合が生じている可能性があります。排水ポンプの確認や交換を含む水まわり設備の工事については、こちらのページでもご案内しています。

管理会社様からのご相談は、管理会社様向けページをご覧ください。

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