2024年12月14日 | 水まわり工事事例
横浜市緑区の管理会社様より賃貸アパートの湯沸し器を交換して欲しいとのご依頼頂きました。
湯沸し器の使えなくなった時は、電池の交換によるものかどうかをランプで確認します。
電池交換が必要でつくランプの色は緑色に点灯します。また同じ緑色のランプでも点滅の場合は、点検のお知らせするものになります。経年劣化による事故の防止をするために点検の時期をお知らせするものになります。点検は有料になるので、交換するか点検で済ませるかは今後の利用の仕方で考えるのが良いと思われます。
電池の交換しても湯沸し器が使えない場合は、機器の故障やその他の不具合の可能性が高くなります。
メーカーでの点検結果で必要と見込まれる整備用部品の保有期間は10年とされています。
また、長期期間使用された際に経年劣化によって起きる製品事故防止するために、修理対応出来ない場合もあります。安全性を考えると年数が経過したものは交換で対応することが、使用する側も管理する側もメーカーにとっても安心につながります。
耐用年数を超えて経年劣化すると、内部の部品が消耗や劣化して故障につながりやすくなります。故障することで一酸化炭素中毒や火災などの重大な事故が起こる可能性が出てきます。
湯沸し器で不完全燃焼が起こると、ガスを燃やすために必要な酸素が適切に取り込めない事で一酸化炭素が発生してしまいます。一酸化炭素は少しの量でも吸ってしまうと中毒症状を引き起こす危険があります。また不完全燃焼により燃焼が正常に出来ないことで異常燃焼が引き起こされ火災につながる危険性があります。
経年劣化によりパッキンなどの耐用性が低下してガス漏れの原因にもなります。
メーカーの方も対策しており、湯沸し器本体に不完全燃焼防止装置が付いています。
燃焼不良状態や切り忘れ(つけっぱなし)、風などが入って火が消えてしまうなどの不完全燃焼状態が
起きると不完全燃焼防止装置が働いて、湯沸し器の運転を停止します。
不完全燃焼防止装置が3回連続で作動すると、再点火防止装置が作動してロックが掛かってしまいます。湯沸し器が全く使えない状態になります。このロックはメーカーでの解除が必要になります。
湯沸し器の交換工事で必要になってくことが多いのはガス栓の交換工事です。
写真のようなガス栓で、ゴムホースで湯沸し器と接続するものは、平成9年4月1日より禁止されています。直接ねじにより末端ガス栓に接続され、又は金属管、金属フレキシブルホースもしくは液化石油ガス用継ぎ手金具付低圧ホースで接続することとなっております。
神奈川県HPにもされています。末端ガス栓と固定式燃焼器とのゴム管接続禁止について
今回はガス栓は直接ネジによる接続のガス栓が既設でついていたので交換の必要はありませんでした。
冬になりお湯が使えなくなるのは、油汚れなどを落とすときに中々落ちづらくなるので生活に不便を感じる事になります。少しでも湯沸し器に異変を感じることがあれば、早めに修理・交換することをおすすめします。
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ご相談は無料ですので、水まわりでお困りごとがありましたら、お気軽にお問い合わせください。